パソコンとシングルボードコンピュータの違いは?それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説!

シングルボードコンピュータ デジタル機器

こんにちは!

皆さんは、シングルボードコンピュータというものを知っていますか?

シングルボードコンピュータとは小さいサイズのコンピュータで、GPIOというピンを使ってさまざまな機器と接続できるという特徴があります。有名なシングルボードコンピュータとして「Raspberry Pi」シリーズが挙げられます。

今回は、そんなシングルボードコンピュータとパソコンを比較し、それぞれのメリットやデメリットを紹介していきます。

この記事では、パソコンとシングルボードコンピュータを比較していきます。

それでは見ていきましょう!

パソコンとは

ゲーミングPC

パソコンとは、Webサイトの閲覧や文書の作成、ゲームなどさまざまなことができるコンピュータのことをいいます。

シングルボードコンピュータとは

シングルボードコンピュータ

シングルボードコンピュータは、手のひらサイズのコンピュータで、一枚の基盤の上にコンピュータとして必要になる部品を搭載したものになっています。パソコンよりも性能は抑え気味ですが価格が安くなっています。

LinuxなどのOSをインストールし、モニターやマウス・キーボードを接続すればパソコンとしても使うことができます。

また、シングルボードコンピュータの多くにはGPIOというピンが搭載されており、温度計などのセンサやモーターなどを接続することができます。

パソコンのメリット

あらかじめWindowsがインストールされていることが多い

パソコンにはあらかじめWindowsがインストールされていることが多く、購入してすぐに使い始めることができます。

Webサイトの閲覧や文書の作成、ゲームなどをすることが目的である場合は、パソコンを使うことがおすすめです。OSのインストール作業をすることなく、パソコンを購入して電源をつけるとWindowsが起動しますので、セットアップをしてソフトをインストールすればすぐに作業を始めることができます。

製品の数が多い

パソコンはいろいろなメーカーからさまざまな製品が販売されています。デスクトップパソコン、ノートパソコン、ミニPC、2in1パソコンなどなど、たくさんの種類の中から選ぶことができます。

シングルボードコンピュータのメリット

各種センサやモーターなどを接続できる

シングルボードコンピュータはGPIO経由でさまざまな機器を接続できるようになっています。

USB経由で接続する場合と違い、温度センサや超音波センサ、LED、OLEDディスプレイなどのような機器を接続でき、それらをプログラムから操作できます。

工夫次第ではリモコンを作ったり、デジタルフォトフレームを作ったりと、パソコンではできないようなこともすることができます。

価格が安い

シングルボードコンピュータはパソコンと比べると価格が安いものが多いです。

シングルボードコンピュータの中でもある程度性能がある製品は1万円ほどですが、コストパフォーマンスに特化したようなものは3000円程度で購入することができます。

パソコンが数万円程度かかることを考えると、シングルボードコンピュータはかなりの低価格で入手することができます。

シングルボードコンピュータのデメリット

パソコン初心者向けではない

シングルボードコンピュータは全体的に上級者向けの製品と言えます。

まず、シングルボードコンピュータを購入しただけでは使うことができません。電源アダプターやOSを書き込んだmicroSDカードが必要になります。快適に使うにはこれに加えてケースやCPUクーラーなども必要になるかもしれません。

また、GPIO経由で接続したセンサなどと通信をする場合にはプログラムを書く必要があります。

シングルボードコンピュータは、シングルボードコンピュータの特徴を理解した上でパソコンとして使ったりサーバーとして使ったりしたい方や、センサを操作してみたいという方などに向いていますが、どちらにしても使うにはある程度の知識が必要になるでしょう。

性能はそれほど高くない

シングルボードコンピュータの性能は、それほど高くはありません。

パソコンとして使用する場合、Webブラウザを開く程度なら問題ありませんが、負荷がかかる重い処理をするのは難しいでしょう。

また、デスクトップパソコンと比べるとGPIO以外の拡張性はそれほど高くなく、M.2 SSDやSATA HDDをいくつも追加したりすることはできません。

まとめ

今回はパソコンとシングルボードコンピュータを比較し、それぞれのメリットとデメリットについて見てきました。

シングルボードコンピュータはパソコンではできないようなことができるようになりますので、センサをいじってみたいという方にはとても面白い製品だと思います。

シングルボードコンピュータは価格が手頃ですので、なにか便利なものを作ってみたり、サーバーを立ててみたりと、試行錯誤しながらいろいろやってみるのも面白いと思います。

逆に文書作成やゲームなど、通常のパソコンで行うような用途で使いたいという方の場合、パソコンを購入することをおすすめします。置く場所が限られているという場合にはノートパソコンやミニPCがおすすめです。

用途によってどちらを選べばよいのかは変わりますので、どのようなことに使うのかを考えてみると良いと思います。

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