こんにちは!
今回の記事では、ノートパソコンのUSB PDについて解説し、USB PDのメリットや注意点を紹介していきます。
ノートパソコンがUSB PDに対応していると、外出先での充電がとても便利になります。
それでは、早速見ていきましょう!
USB PDとは?
まずはじめに、USB PDとは何でしょうか?
USB PD(USB Power Delivery)とは、USBケーブルに電気を流して給電する規格のことです。
USB PDに対応した機器とUSB PDに対応した充電器を接続することで、通常よりも大きい電力を流すことができ、より早く充電が完了します。USB PDでは、最大240Wまで電力を供給することができます。
USB PDは、USB PDに対応した機器、USB PDに対応した充電器、USB PDに対応したUSB Type-Cケーブルが必要です。
USB PDに対応したパソコンとは?
USB PDに対応したパソコンは、USB PDに対応した充電器とケーブルを使うことで、USB Type-Cケーブルで充電することができるパソコンのことです。
パソコンの仕様一覧に「USB PD対応」や「USB Power Delivery対応」などの記述があれば、USB PDに対応しています。
USB PDに対応したパソコンのメリット
充電器がコンパクトに
USB PDに対応したパソコンは、ACアダプターではなくUSB PD充電器で充電することができます。つまり、大きくて重いACアダプターで充電する必要がありません。
充電器がACアダプターよりも軽く、そしてコンパクトになるため、充電器を持ち歩くことが多い方にとってメリットになります。
スマートフォンと同じ充電器を使える
AndroidのほとんどのスマートフォンやiPhone 15などはUSB Type-Cケーブルで充電することが多いです。ノートパソコンがUSB PDに対応していれば、それらのスマートフォンと同じ充電器で充電することができます。
パソコン専用の充電器を別で持つ必要がないため、荷物の量がACアダプター一つ分減ります。ノートパソコンをよく外で充電する方の場合、荷物の量が減って快適に移動することができるでしょう。
パソコンを買い替えても同じ充電器が使える
ノートパソコンのACアダプターは、どのパソコンでも同じものを使えるというわけではなく、そのパソコン以外では使えないことが多いです。
しかし、USB PD対応のパソコンなら、パソコンを買い替えても同じ充電器とケーブルを使うことができます。
ACアダプターの場合はケーブルの細かな仕様は選べませんが、USB PDの場合はUSB Type-CでUSB PD対応のたくさんのケーブルの中から選ぶことができます。ケーブルの形(L型など)やケーブルの素材、ケーブルの長さ、メーカーなどを自由に選ぶことができ、お気に入りのケーブルを長く使うことができます。
モバイルバッテリーで充電できる
USB PDに対応したノートパソコンは、USB PDに対応したモバイルバッテリーから給電することもできます。
コンセントがない場所でも充電できるため、どのような場所でもノートパソコンを充電できるようになります。
ただし、ノートパソコンを充電できるモバイルバッテリーは限られているため、モバイルバッテリーがどれくらいの電力を出力できるのか調べておきましょう。
注意点
それぞれの機器のワット数に注意!
USB PDに対応したパソコンでも、充電器の出力やケーブルの対応電力が小さいと充電できないことがあります。
パソコンを充電する際にどれくらいの電力があれば充電できるのか、パソコンのスペック仕様書を見て確認してみましょう。
また、充電器やケーブルを選ぶときも、対応しているワット数がどれくらいなのかを確認しましょう。
モバイルバッテリーから充電する場合も、モバイルバッテリーがどれくらいの出力で給電できるかを調べておきましょう。
USB Type-CでもUSB PDに対応しているとは限らない
USB PDはUSB Type-Cの端子を使いますが、USB Type-Cの端子でも、USB PDに対応しているとは限りません。
ノートパソコンのUSB Type-C端子がUSB PDに対応しているかどうかや、USB PDに対応した端子がいくつあるかなどは必ずメーカーの仕様一覧で確認しましょう。
まとめ
今回は、USB PDに対応したノートパソコンについて解説し、メリットや注意点について紹介しました。
USB PDに対応したパソコンなら、スマートフォンの充電に使う充電器とケーブルと同じものを使うことができます。
また、ACアダプターを持ち歩く必要がなく、外出先で気軽に充電できるため、ノートパソコンをよく外に持ち出す方にとってとても便利です。
ノートパソコンを購入する際は、「USB PDに対応しているのか」ということをチェックしてみてくださいね!