こんにちは!
今回の記事では、CPUについて解説していきます。
ノートパソコンを選ぶ際、性能表に書かれている「CPU」という項目。このCPUは、何を意味するのかご存知ですか?
今回は、そんなCPUについて、どのようなものなのか、そしてどのように選べばよいのかを解説していきます。
CPUとは?
CPUは、パソコンに使われている部品のうち、計算を担当するパーツです。
CPUはノートパソコンの性能に大きく関わってきます。
CPUの性能が低いとどうなる?
CPUの性能が低いと、ウェブサイトの閲覧、Wordなどのソフトの動作、ゲームなど、ほとんどすべての操作に影響が出ます。具体的には、数秒間画面が固まったり、使っているソフトが落ちたりします。
また、ゲームの場合はフレームレート(一秒間にどれくらいの画面を表示できるか)が下がり、快適にゲームをプレイできません。
CPUの選び方
では、CPUの性能はどのように見ればいいのでしょうか。
ノートパソコンの性能表には、CPUの型番が書いており、ここから大体の性能を知ることができますが、型番を見ただけで正確な性能を判断するのは難しいです。
そこで、CPUの性能をスコアにしたものを使うと、より簡単に性能を知ることができます。
CPUの性能をスコアにしたものはいくつかスコアがありますが、今回は「PassMark」というスコアで比較してみます。
PassMarkスコアは、
https://pcfreebook.com/article/458775622.htmlや
https://pcrecommend.com/cpu/?tdp=%3C%3D50などのサイトで確認することができます。
また、「(知りたいCPUの型番) passmark」などで検索するとスコアを示したサイトが出てきます。
PassMarkスコアと性能の目安
Windowsが搭載されている場合のスコアと大体の性能の目安を以下の表に示します。
Passmarkスコア | 性能の目安 |
~2999 | 軽い作業でも動作が重い場合があります。 |
3000~4999 | 軽い処理(サイト閲覧やWordなど)なら可能です。 |
5000~9999 | 軽い処理(サイト閲覧やWordなど)は快適です。やや重い作業もできます。 |
10000~19999 | 内容によっては重い作業(写真や動画の編集など)も可能です。 |
20000~ | 高性能で、重い処理(写真や動画の編集など)やゲームプレイも可能です。ただし、ゲームの場合はCPU以外の要素も大きく関わるため注意が必要です(後述)。 |
ゲームの場合は…
ここまでCPUについて、そしてCPUの性能について見てきましたが、ゲーム、特に3Dゲームをプレイする場合は、CPUだけでなく画面を表示するためのパーツである「GPU」というパーツの性能も重要になってきます。
ゲームは毎秒たくさんの処理をし、たくさんの画面表示をしなければなりません。そのため、CPUに加えてGPUの性能も重要になってくるのです。
このような理由から、パソコンでゲームをする場合はCPUの性能だけではなく、GPUについても調べると良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、CPUとは何なのか、CPUの性能が低いとどのようなことが起こるのか、そしてCPUの選び方について解説してきました。
パソコンの性能はCPUによって決まる部分も多くあるため、パソコンで何をするのか、ということに合わせてCPUを選んでみましょう。
パソコンの性能が低いと快適にパソコンを使うことができません。また、性能が低いパソコンをパソコン初心者の方が使う場合パソコンそのものが嫌いになりかねません。
パソコンはあくまでも「何かをするための道具」です。その道具が足を引っ張っていては良いものを作ることが難しくなります。
パソコンでの学習や作品作り、ゲームプレイなどに集中できるように十分な性能のパソコンを使うようにしましょう。
おまけ
型番から見るおおよその性能
CPUの型番からおおよその性能を知るための、性能を比較したものを載せておきます。
ただし、CPUの型番の命名規則は複雑で、「i3」「i7」「Ryzen 5」など従来主流であった名前以外にも、いろいろな名前の型番のCPUが搭載されたパソコンが販売されています。最近も「Intel N100」が人気になったり、新しい「Core Ultra」シリーズが出たりと、型番から性能を見分けることが難しくなってきています。
また、例えば同じ「Intel Core i5」シリーズでも、いつ発売されたものかによって性能が大きく変わります。
2014年に発売された「Intel Core i5-5200U」のPassMarkスコアは2500程度ですが、2023年に発売された「Intel Core i5-1335U」のPassMarkスコアは16000程度と、約6倍もの差があります。
一応、先頭の1桁か2桁を見れば世代(何年に発売されたか)を知ることができますが、同じ世代でもスコアが違う場合があるため、やはりスコアで比べたほうが良いとは思います。
Intel
(性能低)Atom < Celeron < Pentium < i3 < i5 < i7 < i9(性能高)
AMD
(性能低)Athlon < Ryzen 3 < Ryzen 5 < Ryzen 7(性能高)