こんにちは!
バックアップを取る際に、ローカルでバックアップを取るべきか、クラウドでバックアップを取るべきか悩んだことはありませんか?
今回はバックアップを取る際に、データをクラウドに置く場合とローカルに置く場合を比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきます。
それでは見ていきましょう!
クラウドとは?
はじめにクラウドの概要について見ていきます。
クラウドはインターネットを通じてサービスを利用できる形態のことです。バックアップに使用する場合はインターネットを通じてストレージを借りるという形になります。
ローカルとは?
ローカルでバックアップを取る場合は、インターネットを通じずに手元にある記憶ドライブを使うことになります。
自由度が高く、通常のファイルの移動と同じ操作で使うことができるため、手軽にバックアップを取ることができます。
クラウドのメリット
データがなくなることがほとんどない
クラウドにデータを保存する場合の可用性はとても高く、データが消えてしまうことや使えなくなってしまうことはほとんどないと言えるでしょう。
場所を取らない
ローカルにバックアップを保存する場合はHDDなどを置く必要がありますが、クラウドにデータを保存しておけば、場所を取ることがありません。
機器を置くスペースがない場合にはクラウドが便利になります。
初期費用が安い
ローカルにバックアップを保存する場合にはHDDなどを購入する必要があるため初期費用がかかりますが、クラウドに保存する場合は機器を購入する必要がないため初期費用を抑えることができます。
ちなみに、バックアップ目的にクラウドを使う場合は、プランをバックアップに適したものにすることで料金を抑えることができます。さらに、クラウドは使ったデータ量に応じて料金が変わりますので、その点でも無駄がなく料金を抑えられるでしょう。
クラウドのデメリット
月額料金がかかる
クラウドを利用する場合はデータをアップロードする際やダウンロードする際に料金がかかるほか、保管期間に応じて月額料金がかかります。
ローカルでHDDなどを使用して自室などに置いておく分には保管料金はかかりませんので、それと比べると長期間保管する際にいくらかの負担にはなります。
インターネットが使えない環境では使えない
クラウドはインターネット経由で使うサービスであるため、インターネットを使うことができない環境では使うことができません。
そのため、通信速度が遅い場合や、災害時にインターネットが不通になった場合などのためにバックアップを取っておくといった場合にはクラウドバックアップは適していません。
ローカルバックアップのメリット
容量単価が安い
クラウドでは月額料金がかかりますが、ローカルバックアップではストレージ本体の料金しかかかりません。
使用頻度などによっては容量単価を安く抑えることができますし、余っているHDDなどがあればさらに安く抑えることができます。
すぐに復旧できる
クラウドの場合、インターネットに接続した機器でデータにアクセスし、ダウンロードしてくる手間がありますが、ローカルにバックアップを置いておけば、すぐにバックアップを使って復旧することができます。
ローカルバックアップのデメリット
災害時などに弱い
ローカルバックアップは自然災害などに対する保護には向いていません。
自室にバックアップを取ったHDDを置いておくことを考えてみましょう。この場合、パソコンのデータを誤って消してしまったり、パソコンのストレージが壊れてしまったりしたことに対するバックアップとしては有効で、さらにすぐに復旧できるため使い勝手も良いです。
しかし、地震や洪水、火災等の自然災害で被災した場合、自室に置いていたパソコンも、バックアップのHDDも使えなくなってしまいます。
バックアップを取る際は目的を明確にして、そのリスクを回避できるような方法にすることが大切です。
外部からアクセスできない
ローカルにバックアップを取っている場合、外部からバックアップにアクセスすることはできません。
別の場所からバックアップデータにアクセスしたい場合はクラウドバックアップを利用しましょう。
まとめ
今回の記事では、クラウドバックアップとローカルバックアップを比較し、それぞれのメリットとデメリットを見てきました。
ローカルバックアップの場合はオフライン状態でもアクセスすることができ、すぐに復旧することができます。その一方で、クラウドバックアップの場合は初期費用を抑えることができ、自然災害にも強いです。
何を目的にバックアップするかによってどちらが良いのかは変わると思いますので、バックアップを取ってデータを何から守りたいのかという目的を明確にした上で、バックアップを取る方法について考えるようにしましょう。