HDDとSSDの特徴を比較!それぞれおすすめの用途は?

hdd デジタル機器

こんにちは!

データを保存しておく際、HDDに保存すべきかSSDに保存すべきか悩んだことはありませんか?

HDDとSSDでは容量あたりの価格も違いますし、どちらにすればいいのか悩んでしまうことも多いと思います。

この記事では、そんなHDDとSSDの特徴と、状況によってどちらが適しているのかまとめています。

HDDとは?

hdd

HDD(ハード・ディスク・ドライブの略)は、その名の通り、中にディスクが入っていて、そのディスクにデータを保存する装置です。

複数枚のディスクを回して移動させ、ヘッドと呼ばれる棒で情報を読み書きします。

数十年前から広く使われており、容量単価もSSDと比べて安いのが特徴です。

SSDとは?

ssd

SSD(ソリッド・ステート・ドライブの略)は、HDDとは違い、中にディスクが入っていません。すべて電気で管理しており、動く部品がありません。そのため、HDDよりも頑丈だと言われています。

また、ディスクが動いて情報を取りに行く必要がないので、HDDより高速に読み書きすることができます。

HDDのメリット

価格が安い

HDDのメリットとして、最も重要なのは価格が安いということでしょう。

大容量のモデルも比較的安く、8TBモデルでも2万円弱から買うことができます。

データを復旧しやすい

壊れた際にデータを復旧しやすいのはHDDです。これは昔から広く使われていて、ノウハウが蓄積されているためです。

HDDのデメリット

低速である

HDDのデメリットは低速であることが挙げられます。HDDはディスクを動かして情報を取りに行かなければならないため、読み書きする速度が遅いです。特に、細かいデータを拾ってくること(ランダムアクセス)が苦手です。

壊れやすい

HDDは中に物理的なディスクが入っているため、衝撃に弱く壊れやすいです。

ノートパソコンに搭載する場合や、頻繁に持ち運ぶ場合は避けたほうが良いでしょう。

動作音がする

HDDは物理的なディスクが入っており、それが回ることでデータを読み書きしているため、動作音がします。

この動作音を頑張っている感じがしてかわいいと捉えるか、うるさいと捉えるかは人それぞれですが、実用上は静かな方がいいと思います。

SSDのメリット

高速

SSDのメリットとして、まず挙げられるのは速度が速いことでしょう。

HDDとSSDの速度の差は体感できるほど明らかです。全然違います。

機種によって速度は大きく変わりますので一概には言えませんが、速いものだと1GB/sを普通に超えてきます。

衝撃に強い

SSDは中に可動部品がないため、HDDと比べて衝撃に強いと言われています。

持ち運ぶことで振動が加わるノートパソコンに搭載するストレージはSSDのほうが良いかもしれません。

SSDのデメリット

価格が高い

SSDのデメリットは価格が高いことです。

1TBあたりの価格は10000円前後で、HDDと比べると約4倍です。

また、SSDで8TBなどの大容量のモデルは今のところほとんどないです。

HDDが向いている環境

大容量データの保存

高画質な写真や動画データがたくさんある場合はHDDのほうが良いでしょう。

HDDは容量単価が安く、大きなファイルを保存しておくのに適しています。

バックアップの保管

バックアップを保管しておく場合もHDDが適しています。

長期保管目的ならHDDの弱点である読み書きの速度の遅さがそれほど気にならなくなります。

また、バックアップデータなら持ち運ぶこともほとんどないため、衝撃も与えられないでしょう。

SSDが向いている環境

OS起動用ディスク

読み書き速度が早いSSDをOS起動用ディスクとして使うことで、起動時やパソコン使用時の動作が快適になります。

OSが入っているディスクをHDDからSSDに変えるとパソコンの動作が劇的に良くなります。現在HDDが起動ディスクになっているパソコンをお使いの方は、SSDに変えることをおすすめします!

ゲームのインストール

ゲームをSSDにインストールすると、HDDにインストールした場合と比べて起動時間やローディング時間が短くなります。

快適にゲームをプレイしたい方はSSDにゲームをインストールしましょう。

まとめ

HDDとSSDにはそれぞれ異なる特徴がありました。

HDDは安価ですが、低速で壊れやすいという特徴があり、SSDは高速で壊れにくいですが高価であるという特徴がありました。

最近はSSDが主流になってきていますが、HDDも容量の面や容量あたりの価格の面ではまだまだ負けていません。

ストレージをどのような用途に使うのかによってストレージを使い分けていきましょう。

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