こんにちは！
さまざまな機器を接続することができるUSBポートですが、どれくらいの数のポートがあると十分なのでしょうか？
今回の記事では、パソコンのポートについてやUSBポートを使う機器を紹介し、ノートパソコンのUSBポートはいくつ必要なのか考えていきます。
それでは見ていきましょう！
パソコンに搭載されている端子（ポート）について
ノートパソコンには外部機器を接続することができるポートがいくつかあります。
ポートには映像を出力するためのHDMIポートや、ネットワークにつなぐ有線LANポートなどがありますが、今回はいろいろな機器を接続することができるUSBポートについて詳しく見ていきます。
USBポートの種類
USBポートにはいくつか種類があります。
形の違い
USBポートはType-A端子またはType-C端子が搭載されていることが多いです。
USB Type-A端子は四角く長方形の形をしている一方で、USB Type-C端子はType-A端子よりも小さく、形も丸みを帯びています。
Type-A端子は以前から普及していた端子で、最近Type-C端子が搭載されたパソコンが増えてきました。
接続する機器やケーブルによってどちらの端子に接続することができるのかは変わります。
速度の違い
端子の形が同じでも、情報をやり取りできる速度が異なる場合があります。
端子の色やマークによってどれくらいの速度で通信することができるのかわかることもありますが、一番はメーカーの仕様について書かれた書類を見ることです。
通信速度やできることによってUSB2.0やUSB3.0、USB 4、Thunderbolt 4などと呼ぶことがあります。
USBポートを使用する機器
それでは、USBポートを使用する機器を紹介していきます。
USBメモリ
情報を保存しておく機器であるUSBメモリはType-A端子またはType-C端子を使用して接続します。
USBメモリの機種によって、Type-A端子で接続するもの、Type-C端子で接続するもの、Type-A端子でもType-C端子でも接続できるものがあります。
USBメモリを使う際は転送速度も大切になってきます。大容量のファイルを頻繁に転送する場合はパソコンのポートの最大転送速度やUSBメモリの転送速度などについても気にかけてみましょう。
マウス
カーソルを操作するマウスは、USBポートを使用することもあれば使用しないこともあります。
マウスは大きく分けて、有線で接続するタイプ、無線のレシーバーで接続するタイプ、Bluetoothで接続するタイプの3つがありますが、このうち有線で接続するタイプと無線のレシーバーで接続するタイプはUSBポートを使用します。この2つはUSB Type-A端子を使うことが多いです。
一方、Bluetoothで接続するタイプは「Bluetooth」という無線技術でパソコンと接続しますが、この場合はUSBポートは使用しません。
プリンター
プリンターは有線でも無線でも接続できる場合が多いです。
有線の場合はUSBポートまたはLANポートで接続することが多いです。
スマートフォン
スマートフォンは有線でパソコンと接続することで充電やデータの転送をすることができます。
データの転送は無線でも可能ですが、写真や動画などのサイズの大きいデータ安定して転送したい場合は有線で接続する場合があります。
その他
他にもUSBで接続できるものはたくさんあります。例として、マイク、カメラ、キーボードなどを接続することができます。
USBポートが足りない！そんなとき、どうする？
USBポートが足りない場合、「USBハブ」という機器を使うことでUSBポートの数を増やすことができます。このUSBポートにもType-A端子を使うものとType-C端子を使うものがありますので、お使いのパソコンの端子の空き状況に応じて選ぶと良いでしょう。
また、Type-Aで接続したい場合に、Type-C端子は空いているがType-A端子は空いていないという状況もあると思います。Type-Aの機器をType-Cで接続できるようにするアダプタが売られていますので、そのような商品を使えば端子の形が合わない場合でもパソコンと接続することができます。
どれくらいのUSBポートがあればいい？
では、一体USBのポートはどれくらいあったほうが良いのでしょうか。
私は、Type-Aが2ポート以上、そしてType-Cが1ポート以上をおすすめします。
まず、マウスとUSBメモリを一台ずつ使用すると、Type-A端子を2つ使うことになります。また、それに加えてType-C端子があれば、さらにたくさんの機器を接続したいと思った場合でもUSBハブを接続することでUSBポートの数を増やすことができます。
以上より、Type-Aが2ポート以上、そしてType-Cが1ポート以上をおすすめしますが、パソコンをどのように使うかや、周辺機器をどれくらい使うのかなどによって必要なポート数は大きく変わります。
まとめ
今回の記事では、ノートパソコンのUSBポートについて紹介し、どのような機器がUSBポートを使うのか、そしてUSBポートはどれくらいあったほうが良いのかについて解説してきました。
USBポートは多いほうが便利ですが、薄型・軽量のノートパソコンではUSBポートの数が少ないことが多く、拡張性と持ち運びやすさのバランスが難しいところです。
自宅で使うときはUSBハブを使用して拡張性を上げ、外出先で使用するときはスッキリとした構成で使うのもいいでしょう。
ノートパソコンを選ぶ際は、何個くらいのUSBポートを使いそうなのか見通しを立てて、必要なポート数について考えたり、ポートの数を増やすことについて考えたりしてみましょう！
