こんにちは!
今回は、USBメモリとSDカードについて解説していきます。
どちらも情報を記録しておくための機器ですが、それぞれどのような用途に使うのでしょうか。
それでは見ていきましょう!
USBメモリとは
USBメモリとは、USB端子を持った情報を記録する機器のことを言います。
USBメモリは「端子の形状」と「通信速度」で分類することができます。
USBメモリに使われるUSB端子は、長くパソコンの端子として使われてきた「Type-A」と最近のパソコンやスマートフォンに搭載されている「Type-C」という2つの形状が主流です。
通信速度については、「USB 2.0」や「USB 3.1 Gen1」などがあります。基本的には数字が大きいほど通信速度の理論値が高くなります。
さまざまな形のUSBメモリがあり、スライドして端子部分を隠せるものや、キーホルダーのようにつけておけるものがあります。また、大きさも様々で、パソコンにずっと接続しておいても邪魔にならないような大きさのUSBメモリもあります。本体についての大きさが定まっていない分、メーカーや商品によって多種多様な製品が販売されています。
SDカードとは
SDカードも、USBメモリと同じようにデータを保存しておく機器です。USBメモリと比べると薄いことが特徴です。
SDカードは「大きさ」「容量」「転送速度」によって分類されます。
まず、SDカードは大きさが決まっていますが、大きさによって「SDカード」と「microSDカード」の2つに分けられます。フルサイズのSDカードはある程度の大きさがありますがmicroSDカードはとても小さいため、取り扱いには注意が必要です。
次に、SDカードは容量によって「SD」「SDHC」「SDXC」に分けられます。「SD」は2GBまで、「SDHC」は4GB〜32GBまで、「SDXC」は64GB〜2TBまでとなっています。SDカードを購入する際は、使用する機器がどこまでの容量まで対応しているのか確認しましょう。
最後に、SDカードは転送速度によっても分類することができます。転送速度を示すものとして、「UHS-I」や「UHS-II」などというものが定められており、これらが表示されているSDカードは通常のSDカードよりも高速で通信することができるということがわかるようになっています。高画質な動画を保存したり転送したりする場合などは通信速度が重要になってきます。
また、USBメモリにはないSDカードならではの特徴として、フルサイズのSDカードではロックのスイッチを変えることでデータの書き込みを禁止することもできます。使われることは少ないですが、もしSDカードに書き込めなくなった場合はロックスイッチを確認しましょう。
USBメモリの用途
USBメモリはパソコンやスマートフォンに接続して使います。
USBメモリはさまざまなデータを扱い、一時的なデータの保存やデータの移動に使うことが多いです。
USBメモリはパソコンを使う方にとって手軽に使えるものであり、抜き差しも簡単にできるため広く使われています。
手軽に使えるUSBメモリですが、手軽な分紛失しやすかったりウイルスに感染する恐れもあるため、最近ではセキュリティの面から使われることが少なくなりつつあるかもしれません。個人的な目的で使うことには何ら問題はありませんが、仕事でUSBメモリを使う場合や、重要な情報が入ったUSBメモリを扱う際には注意しましょう。
ちなみに、USBメモリはパソコンの起動ディスクとして使うことがあり、パソコンを復旧させるときにも使うことがあります。
SDカードの用途
SDカードはその小ささや、大きさが決まっていることを活かしてカメラやスマートフォンに挿入して使います。
USBメモリは一時的な保存にも使いますが、SDカードの場合はどちらかというと、ずっと挿しておいてさまざまなデータを保存していく、というイメージです。
カメラに使う場合もスマートフォンに使う場合も写真や映像を保存しておくのに使うことが多く、カメラはSDカードに、スマートフォンはmicroSDカードに対応していることが多いです。
また、SDカードを保存領域に使うコンピュータもあります。
SDカードリーダーを使うことでUSB接続でパソコンやスマートフォンと接続することもできます。
まとめ
今回はUSBメモリとSDカードについて見てきました。
まとめると、USBメモリは主にPCやスマートフォンと、SDカードは主にカメラやスマートフォンと接続して使います。
どちらもデータを保存しておく機器ですが、用途は大きく違います。使用する目的や使用する機器によってどちらを使うかは変わってきます。
それぞれの特徴を理解して使うことで良さを活かせると思いますので、状況に応じてどちらが向いているのかを理解して使っていきましょう。