こんにちは!
音声ファイルを保存する際にどのファイル形式で保存するか悩んだことはありませんか?
音声ファイルの形式にはWAV、MP3、WMA、FLAC、AAC、AIFF、ALAC、などなど沢山の種類がありますが、それぞれのファイル形式にどんな特徴があるのかよくわからないという方も多いと思います。
今回は、このたくさんの音声ファイル形式の中でWMAとMP3に注目して解説します。それぞれの概要、メリットとデメリット、そしてどちらがおすすめなのかについて考えていきます。
それでは見ていきましょう!
WMAとは
WMA(Windows Media Audio)とは、マイクロソフトが開発した音声コーデックを指します。マイクロソフトはWindowsやOfficeなどを開発している会社です。
ファイルの拡張子は「.wma」です。
MP3とは
MP3も音声ファイル形式の一種です。さまざまな機器が対応していることが特徴で、ほとんどの機器で再生することができます。
ファイルの拡張子は「.mp3」です。
WMAのメリット
MP3よりも音質が良い…かも
同じビットレート(データ量)で比較したときに、WMAはMP3よりも音質が良いと言われています。
実際にWMAファイルとMP3ファイルを聴き比べてみた結果、私はWMAのほうがやや音質が良いと感じました。
しかし調査によっては、WMAはMP3と同程度の音質であるとも言われています。また、音質の感じ方には個人差があると考えられます。聴き比べできる環境にある方はぜひ聴き比べてみてください!
ffmpeg version 4.4.2
WAVファイルをWMA(64kbps)、MP3(64kbps)に変換して比較
MP3よりも新しい
WMAはMP3よりも発表された時期が遅く、MP3よりも新しいファイル形式になっています。
新しい分圧縮技術が向上して音質が良くなっているのかもしれません。
MP3のメリット
再生できる機器が多い
MP3はWMAよりも再生できる機器や対応しているソフトウェアが多いです。WindowsやMac、またたくさんの音楽プレイヤーなどで再生することができます。
音声ファイルを再生するような機器では、ほとんどがMP3に対応していると思います。MP3で保存しておけばどんな機器でも使えるという安心感があります。
おすすめなのは?
WindowsやWMAに対応した機器のみで使う場合
WMAがおすすめです。
WMAはWindowsで有名なマイクロソフトが開発しているため、WindowsとWMAの相性は良いと考えられます。WindowsやWMAに対応した機器のみでファイルを扱う場合はWMAで良いでしょう。
WMAの方が音質が良いため、MP3と比較してファイルサイズが同じでもWMAの方が音質が良い状態で保存できます。
MP3はたくさんの機器が対応していると書きましたが、WMAもMP3ほどではないものの対応している機器はたくさんあります。WMAに対応している機器で音楽を聞く場合などはWMAでも良いかもしれません。
様々な機器で使えることを重視する場合
MP3がおすすめです。
WMAよりもMP3のほうが対応している機種やソフトの数が多いため、様々な機器で使えることを重視する場合はMP3をおすすめします。
音声ファイルを誰かと共有する場合にもMP3がおすすめです。
WMAはApple製品との相性があまり良くないため、MacやiPhoneなどのApple製品で音声ファイルを使う場合はMP3のほうが良いでしょう。
その他のファイル形式
音声ファイルには、MP3やWMA以外にも、AAC、FLAC、OGGなど様々なファイル形式があります。
AACはMP3の後継となるように開発され、MP3よりも高音質であるという特徴があります。また、FLACはファイルサイズは大きくなりますがCDと同じ音質(MP3やWMAよりも高音質)で保存することができるという特徴があります。
このように様々なファイル形式がありますが、用途に合わせたファイル形式を選ぶことで、よりストレージの容量を節約できたり、より高音質で音楽を楽しんだりすることができます。
まとめ
今回はWMAとMP3について紹介し、それぞれのメリットについて見てきました。
WMAはMP3よりも後に開発されたということもあり、音質が良くなっています。またマイクロソフトが開発しているためWindowsとの相性は良さそうです。
その一方、MP3は様々な機器で再生できるというメリットがありました。個人的にはMP3のほうが普及している印象です。
また、WMAやMP3以外にもさまざまなファイル形式があります。
用途に合ったファイル形式を使うことで、ファイルサイズを小さくできたり、高音質で保存できたりするため、目的を考えた上で自分に合ったファイル形式を選びましょう!